iPhoneの自動ロックとは
最新のiPhoneをポケットやバッグに入れていて誤作動したことはありませんか。それはたいがい自動ロックを解除していたときに発生しています。
iPhone購入時はそうした誤作動を防ぐためにApple社(CEO ティム・クック)が自動ロックの設定を推奨しています。
この機能は数字によるパスコードか顔認証(Face ID)によるロックを初期段階で設定することによりセキュリティが強固になります。
もし、あなたのiPhone11シリーズに自動ロックまたはロックがかかっていない場合、誰かの手元にあなたのiPhoneがあったら、プライベート写真や今後のスケジュールなどが露見してしまいます。
そこでFace IDでロックし、一定時間が経過すると自動でスリープ状態(画面が暗い状態)になるような機能がiPhoneには搭載されています。
Face IDとは
iPhone11シリーズにはFace IDが標準装備されているので、わざわざ画面を開くたびにパスコードを入力する手間も不要です。また、パスコードの数字を他人に盗み見される心配も皆無です。
Face IDはとても便利な機能で暗い場所でも人の顔を認識してくれます。例えば、寝る前に明日の起床時刻を設定したい時わざわざ部屋の電気を点けなくて大丈夫です。
部屋の電気が点いていない状態でもiPhoneを手に取れば、Face IDが暗闇でもしっかりとあなたの顔認証をして、iPhoneを操作できる状態にしてくれます。
6ケタの数字を入力するパスコードよりずっと楽で革新的な方法です。顔認証するときは、眼をしっかりと開けていれば問題ありません。
iPhone11シリーズ(iOS13)は優秀なA13 Bionicチップを搭載しているので、認証スピードもとても早いです。
自動ロックの設定時間
iPone11シリーズの自動ロックは30秒から5分の間で設定でき、「なし」を選択することもできます。「なし」を設定した場合、右のサイドボタンを押すことでスリープ状態に手動で切り替えられます。
スリープ状態にしないで放っておくとバッテリーの消耗が極端に早くなるので、自動でスリープ状態になるよう任意の時間をセットしておくといいでしょう。
ちなみに、スリープ状態とは画面が暗い状態を意味するので、必ずしもロックがかかった状態ではありません。自動「ロック」を有効にするにはFace IDかパスコードを必ず設定しておきましょう。
自動ロックされるまでの時間は「30秒、1分、2分、3分、4分、5分」の6パターンです。iPhone11シリーズでは購入時は30秒にセットされています。
スマホゲームの読み込み中に画面が暗くなってしまう等、少し画面が暗くなるタイミングが早いな、、、と感じる人は自動ロックされるまでの設定時間を1分や2分に設定するといいでしょう。
なお、手動でスリープ状態の切り替えをしたいというケースでは「なし」がおすすめです。windows OSのPCと接続する場合など常にスクリーンを明るく保っておきたいときは「なし」にすると作業時でもストレスを感じることはありません。
自動ロック設定の操作方法
1.まず設定のマーク(グレーのギヤのようなデザイン)をタップします。
2.次に設定画面で少し下へスクロールし、「画面表示と明るさ」をタップします。
3.Night Shiftの下にある「自動ロック」をタップします。
4.任意の時間をタップすると右にチェックマークが表示されます。
4つのステップで自動ロックされるまでの時間が変更されました。気になる人は画面が暗くなるまでの時間を計ってみるといいでしょう。
iPhoneの自動ロックを解除する方法
1.ホーム画面の「設定」のマークをタップしま
2.少し下にスクロールして「画面表示と明るさ」をタップします。
3.「自動ロック」をタップ(右に現在のロックされるまでの時間が薄く表示されています)
4.一番下の「なし」をタップ(最初は30秒に設定されています)
5.「なし」の右端にチェックマークが移動したのを確認して終了
元々、「なし」にチェックマークがついていた場合は、そのままの設定でOKです。設定画面を閉じてしまって大丈夫です。
自動ロックの設定ができないケース
まれに目覚ましアプリなど画面の起動に関わるアプリをインストールしていると自動ロックが設定できないことがあります。
そういった場合は、アプリを削除(アンイストール)してみてください。方法は該当するアプリを長押しします。
右上にバツマークが表示されるまで長押しして、バツマークをタップしてアプリの削除に同意するだけです。
最後は画面右上の「終了」をタップすれば、画面上に表示されているアプリがぶるぶる震えている状態から脱します。また、サイドボタンを押してもアプリがぶるぶる震えている状態から解放されます。
目覚ましアプリなどがお気に入りで削除したくないときは、毎回電源ボタンを押してスリープ状態にするといいでしょう。
低電力モードとバッテリーを長持ちさせるコツ
ほかにiPhoneにはバッテリー残量が20パーセントを切ると自動で「低電力モード」のポップアップ表示が出ます。
「低電力モード」はできるだけiPhoneのバッテリーを伸ばすような設定に自動で切り替わるモードです。「常に画面が明るい状態」というのはiPhoneの機能でもバッテリーをたくさん消耗します。
そのため、低電力モードに設定していると自動ロックされるまでの時間が「30秒」で固定され、他の時間に変更できなくなります。
他の時間に変更したいときは低電力モードを解除するか、充電してから変更しましょう。
災害時など本当にバッテリーを使いたくないときは「iPhoneの電源を切る」のがベストです。ただし、電源のオンオフを繰り返すとバッテリー消費しますし、電源オフ時の緊急連絡を受ける際に支障を生じます。
電源を入れたままバッテリーを長持ちさせるポイントは3つです。Wi-FiやBluetoothをオフにする、位置情報サービスをオフにする、ディスプレイの明るさを一番暗くし自動スリープを最短に設定するのがコツです。Wi-FiやBluetooth、位置情報サービスをオフにするのは意外と忘れがちなので日頃から意識しておくと良いでしょう。
電源の切り方は「サイドボタン」と「音量ボタンの一方」を同時に押し、一番上にある「スライドで電源オフ」です。サッとスライドさせるだけで電源を切ることができます。iPhoneを含めスマホはパソコンと同じ仕組みをしています。2、3日に1回は電源を切るようにするとA13チップがリフレッシュされて、システムが快適に作動しやすくなります。電源を切っている時間は1分ほどで構いません。iPhoneにも定期的にリフレッシュを与えてあげると快適に使えます。
まとめ
iPhoneの自動ロックの重要性については分かっていただけたと思います。もし自動ロックをかけないで電車内にiPhoneを置き忘れたら、他人があなたのiPhone内の情報を見ることができてしまいます。
これこそ最大の個人情報の漏洩です。連絡先だけでなく、お気に入りのゲームの無断プレイやSNSへの不本意な投稿もされてしまうかもしれません。
インターネットバンキングなどパスワードの必要な取引では問題ありませんが、Suicaのアプリで「エクスプレス設定」にしていると悪用される危険があります(IDなしでSuicaを利用できます)
また、プライベートな写真を他人に見られるのは嫌な人もいるでしょう。
もしiPhoneをどこかに置き忘れたときは「iPhoneを探す」機能を有効しておけば、友達のiPhoneや家族のiPadで探すことも可能です。iPhoneにはbluetooth機能がついており、あなたのiPhoneのそばに別のiPhoneユーザーがいれば、自動で知らせてくれます。
しかし、見つかったとしてもロックされていなければ他人にあなたのiPhone内の情報を見られている可能性は十分にあります。
Face IDは自動ロックの設定におすすめの機能なので、Face IDで自動ロックの設定を済ませておくといいでしょう。なお、Face IDの登録は1回で完了します。
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