iphoneのロック解除に必要な「パスコード」を忘れた時の対処法
iphone5SからiOSの指紋認証機能としてTouch IDが導入されました。
そのため、普段の認証はTouch IDを使えばいいからと、パスコードをあまり重要だと思わなくなった人もいるかもしれません。
しかし、iOSをアップデートした際などはiphoneは自動的に再起動し、ロック解除が必要になります。
ロック解除はTouch IDではできず、パスコードの入力が必要になるのを知っていましたか?
つまり、今でもパスコードは必要なのです。
「じゃあ、忘れたとき困らないように、iphoneのパスコードは思い出しやすい数字にしてしまえ!」なんて考えてはいけませんよ。
思い出しやすい数字は他の人からも類推されやすい数字なので注意してください。
ここではiphoneのパスコードを忘れたときの対処法や、パスコードにしてはいけない数字についてご紹介します。
1.iphoneのパスコードに使ったら危険な数字とは?
iphoneのパスコードを忘れた時に思い出しやすいように、覚えやすさや解除しやすさを重視した数字に設定していませんか?
パスコードはセキュリティのためなので、あえて他人から類推されにくい、解除しにくい数字にしなければいけません。
大事な個人情報を守るためですからね。
それなのに、パスコードを決めるときに忘れたりしないように、自分に身近な覚えやすい数字やキー操作しやすい数字にしてしまいがちです。
あるアプリ研究者が発表した「使われやすいパスコード」の上位5つは1234、0000、2580、1111、5555でした。
数字の順押し、4ケタのぞろ目、2580など、キー配列順に押したものが多いですが、これらパスコードに使うのは絶対に避けてください。
このような数字をパスコードとして使っているのでは、他人が数回チャレンジしただけでセキュリティを突破してしまいそうです。
もしパスコードを突破されてしまったら、登録してあるクレジットカードの情報やいろいろなサイトで使っているパスワードまで、ありとあらゆる個人情報が丸わかりになってしまいます。
セキュリティのために重要なパスコードは、忘れた時をメインに考えて設定してはいけません!
2.気をつけて!iphoneのパスコードを忘れたときの注意点!
これまでのところで、「iphoneのパスコードはセキュリティ重視で設定すべき」ということは理解できたでしょうか?
でも「あまり覚えにくいパスコードにしてしまうと忘れたとき困る。」という人がいるかもしれませんね。
確かに、誤ったパスコードを繰り返し入力すると、6回目からは一定時間iphoneを使えなくなってしまいます。
パスコードを6回ミスすると1分間、7回で5分間、8回で15分間と増え、9回、10回で60分使えなくなり、11回以上ミスした場合は、iTunesに接続しない限り使えなくなってしまうのです!
パスコードを忘れたときのことを心配するのも無理はありません。
万が一に備えてパスコードを忘れたときの対処法について知っておきましょう。
3.iphoneのパスコードを忘れたときの対処法
まずは、iTunesを利用した対処法から紹介しましょう。
iTunesと同期しているiphoneの場合は、iTunesを使って復元することが可能です。
手順としては、普段同期に使っているパソコンにiphoneを接続し、iTunesを起動します。
すると、自動的にiTunesとiphoneが同期されるので、終了したところでiphoneの復元をします。
iOSの設定画面から「iTunesバックアップからの復元」を選び、iTunesでiphoneを選んで最新のバックアップを選択したら元に戻せます。
もし、「iphoneを探す」を有効にしている場合は、この機能を使って、iphoneのデータを消去することができます。
iCloudで「iphoneを探す」が有効になっていることを確認したら、ブラウザから「すべてのデバイス」をクリックし、iphoneの消去を選ぶと、データと共にパスコードが消去されます。
その後、設定アシスタントを使って、iphoneの最新バックアップを復元すればOKです。
リカバリーモードを用いる方法もありますが、iTunesでiphoneの同期をしたことがなかったり「iphoneを探す」を設定していないときの最終手段です。
パスコードを忘れたときに備えてセキュリティ上問題のあるパスコードを設定してしまうより、普段からiTunesかiCloudでバックアップをこまめに取っておくようにしましょう。
まとめ
iphoneのパスコードを忘れたときの対処法はバックアップを復元することで元に戻せます。
ただし、普段からiphoneのバックアップをしておくことが前提といえますね。
バックアップをあまりしないという人は、やはりパスコードに頼るしかないでしょう。
自分にとっては印象深い数字で忘れないけれど、他人には絶対にわからないという数字をパスコードにするといいかもしれません。
親族の生年月日とか電話番号とか安易な数字をパスコードに使うのはやめたほうがいいでしょう。
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