2019年9月にiPhone11が発売されたばかりですが、すでに次のモデルのiPhone12の発売情報が出回っています。iPhone12はiPhone11以上に高スペックのモデルになると噂されていますが、具体的にはどのような変化があるのでしょうか。発売日や価格の予想と併せてお伝えします。
iPhone12の発売日・価格は?
iPhoneの歴代モデルの発売日を振り返ってみると、特別なモデル以外は毎年9月に発表・発売されています。iPhone6sが2015年9月9日に発表されて以降、その次のiPhoneSEだけは翌年3月と例外ですが、その後のiPhone7から2019年のiPhone11まで同じく9月上旬に発表、その約10日後に発売というスケジュールです。このことからも、おそらく2020年に発売されると予想されるiPhone12も、9月に発表・発売となると考えられます。
iPhone11は2019年9月10日(火)に発表され、予約が始まったのがその3日後の9月13日(金)です。そして、実際に発売されたのが、その1週間後に当たる9月20日(金)でした。iPhone12も同じように発表から予約までに3日、予約から発売までに1週間という流れだと考えると、2019年と曜日も同じとするなら、発表は2020年9月8日(火)、発売はその10日後の9月18日(金)と予想されます。多少のズレはあるかもしれませんが、おそらくこの日を中心に前後1週間のうちにiPhone12の発表、予約、発売が行われることになるでしょう。
iPhone12の価格についてですが、5G通信への対応を考えると原価が上がることは確実ですが、iPhone11の価格を維持するか、少なくとも大幅値上げにはならないと予想されています。アメリカではiPhone11が699ドル、11Proが999ドル、11Pro Maxが1,099ドルでしたが、iPhone12シリーズもこの辺りの価格になるでしょう。Appleでは、開発コストの一部を削減して、原価が上がっても販売価格を維持できるよう努力しているようです。実際のところは発表を待たないとわかりませんが、新モデルの価格もおそらく大きく変わらないでしょう。もちろんストレージ容量等によっても違いますが、Proでないスタンダードモデルなら7万円台から手に入るのではないでしょうか。
iPhone12のスペック・デザインは?
iPhone11からの大きな変化として、iPhone12ではまずデザインの変化が挙げられます。iPhone11まで3世代続けて同じデザインが採用されてきましたが、iPhone12ではiPhone4の角張った形に戻るのではないかとの予想です。また、ディスプレイのサイズとデザインにも変化があるようで、スタンダードモデルではディスプレイサイズがiPhone11と同じく6.1インチのものと、コンパクトな5.4インチのモデルが登場すると見られています。また、前作と同じく6.1インチというサイズの通常モデルでも、液晶ディスプレイから有機ELディスプレイへと変わることでバッテリーの持ちが大幅に向上するとの見方です。
また、iPhone12では、iPhone11まであったノッチ(レンズやセンサーが埋め込まれたディスプレイ上部の切り欠き部分)がなくなったベゼルレスデザインになる見込みです。インカメラのさらなる小型化によって、ノッチなしで顔認証のFace IDも使用可能になると予想されます。iPad Proと同じく360度対応のFace IDの搭載に期待です。
先ほども触れましたが、iPhone12シリーズではスタンダードモデルにも有機ELディスプレイが採用されるようです。iPhone11ではプロモデルのProおよびPro Maxのみに採用されていた有機ELディスプレイですが、今後はこれがスタンダードになるのでしょう。このディスプレイのおかげで、わずかながら本体サイズの小型化も期待できそうです。
また、iPhone12では、CPUプロセッサが、iPhone11のA13 BionicからA14 Bionicに刷新されるとの情報もあります。A12からA13への以降でも性能向上と省電力化に伴ってバッテリーの持ち時間が大幅に伸びた実績がありますから、iPhone12ではさらに充電の心配が少なくなるのではないでしょうか。
iPhone12に関して、もう一つiPhone11までのモデルと異なる点を挙げるなら、やはり次世代の通信規格である5Gに対応すると予想されることでしょう。すでに5G対応のスマートフォンが2019年後半から登場していますから、新型iPhoneが対応するのも間違いないことと思われます。屋内・屋外ともに4Gより大幅につながりやすくなるとともに、通信速度も10倍以上もの高速化が期待できる5Gですから、具体的にどのようなことができるようになるかはまだわからないものの、iPhone12にもその恩恵がもたらされることは確実でしょう。
iPhone12 Proの発売日・価格は?
続いて、プロモデルであるiPhone12 ProならびにPro Maxに関してです。発売日に関してはスタンダードモデルと同じく2020年9月、おそらく9月18日ごろと予想されます。価格はこちらもiPhone11 Pro/11Pro Maxと同じ水準を維持すると予想されるので、日本円にして10万円台から12万円程度になるとの見方です。もちろんストレージ容量によって異なるので、512GBモデルでは14~15万円ぐらいになるのではないでしょうか。
iPhone12 Proのスペック・デザインは?
基本的にデザインやスペックはスタンダードモデルを踏襲していますが、プロモデルではディスプレイのサイズがかなり大型化する模様です。ProがiPhone11の5.8インチから6.1インチへ、Pro MaxがiPhone11の6.5インチから6.7インチへと大きくなります。iPhone11 Proでもかなり大きく感じたので、「さらに大きくなると使いにくくなってしまうのでは?」と心配する声も聞こえてきそうです。しかし、ディスプレイが液晶だった前モデルと違って新モデルでは有機ELディスプレイになるため、ベゼルの幅は小さくなり、それに伴って本体自体もやや小型化すると考えられます。パネル自体も薄くなると見込まれるため、厚みも以前より小さくなるでしょう。
iPhone12 Proでは、120Hzのリフレッシュノート(1秒間に画面を更新する回数のこと)に対応するとの予測もあります。これまで60Hzでしたので、タッチ操作の性能は相当向上することになるでしょう。
iPhone12最新情報まとめ
以上が、iPhone12と12 Pro/Pro Maxに関する最新情報です。デザインが大きく刷新されること、ディスプレイが有機ELディスプレイになること、バッテリーがより長持ちになること、それに、5G回線に対応することが大きな変更と言えるでしょう。ほかにも、Lightningポートの廃止やApple Pencilへの対応など一部では噂されている情報もあるのですが、その辺についてはまだ推測の域を出ないため確実なことは言えません。いずれにせよ前モデルから大きく進化することは間違いないようなので、iPhone12の登場を楽しみに待ちましょう。
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